2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

子どもの体幹はどうやって発達するのか

「体幹をもっと鍛えろといわれた」「歩くのがふらふらするのは体幹が弱いからだといわれた」 子どもの運動の不安定さの理由に体幹という言葉がよく出てくると思います。 体幹が不安定だからよく転けるなど、もっともらしい言い方をされると思います。 とりあ…

腰痛予防改善に多裂筋トレーニングが効果的

「かがんだ姿勢で作業してると腰がジーンと痛む」「昔ぎっくり腰をやっちゃって今もたまに腰痛がある」 腰痛を経験すると、腰回りの筋肉は萎縮してしまいます。そのため腰が不安定になりやすく腰痛が再発しやすい状況に陥ります。 ストレッチやマッサージで…

体幹は背筋も大切という話

「座ると背中が丸い」「背中を伸ばした姿勢が取りにくい」「腰が硬くて骨盤の動きが悪い」 この場合、大半の人は言うでしょう。 「体幹が弱い」「腹筋が低緊張」「腹部が働いていないからだ」と 果たして本当にそうでしょうか。 よく考えてください。 腹筋が…

赤ちゃんのつかまり立ち〜伝い歩きの促し方

「身体を支えても足をつけてくれない」「立てたけどそこから動けない」「自分からつかまり立ちができない」 立つことに不慣れなお子さんはいらっしゃいます。ある程度は時間の経過も必要ですが、次のステップに向けてどのような方法があるのか紹介します。 …

小児理学療法に関わる子どもたちの身体ケア

「学校でストレッチや運動をさせてあげたい」「どんなリハビリをしているのか知りたい」「家でもリハビリ頑張りたい」 身体の症状にとらわれないその子のための支援とは何かを考えてみます。 脳性麻痺などの子どもたちと関わっている職種はリハビリスタッフ…

いわゆる運動音痴な子どもたちへの運動指導

「うまくボールが投げれない」「うまく縄跳びが跳べない」 運動がなかなかうまくできない子どもたちは、運動嫌いになりやすいと思われます。運動量は減り体力も衰え余計に運動に対する意欲は失われます。 環境も関係していると思います。運動が苦手だから運…

成人脳性麻痺者の将来像と身体ケアについて

「この子が将来大人になったときに豊かな生活送れるだろうか」 子どもの将来像を想像することはとても難しいことだと思います。誰にもわかりません。しかし身体や運動面については成人された方の姿をみると、子どものときにすべきことは自ずと見えてきたりし…

赤ちゃんの一人歩きの促し方

「伝い歩きは前からしているけどなかなか一人で歩こうとしない」 子どもがいつ歩き出すのかは誰にも予測はできないですね。 でも一人歩きをするためにどういう能力がいるのかは予測できます。 何も持たず一人で立っておける力 一人歩き、つまり二足歩行は、…

ハイハイしない赤ちゃん いざり移動をするお子さんの運動発達

「ハイハイせず座って移動するようになった」 いわゆる「いざり」を獲得するお子さんは、どんな発達の特徴があるのか?どのような発達の経過をたどっていくのか? 子どもの運動発達のバリエーションは豊富です。ハイハイの仕方もお子さんによって違いがあっ…

四つ這い(ハイハイ)に向けた練習方法

「ずり這いを活発にしているが、四つ這いはまだ」「早くハイハイしてほしい」 ずり這い移動を獲得され、スムーズに移動を行なっているお子さんに対し、四つ這いに向けた運動手段を紹介します。 四つ這いとずり這いの違い まずは四つ這いとずり這いの違いを見…

赤ちゃんのずり這い移動の促し方

「うつ伏せで前に進まない」 「うつ伏せがで後ろに進む」 寝返りやうつ伏せで遊ぶことはできるが、早くずり這いしてほしい。 ではどんな練習があるのか? まず、ずり這い獲得にどんな準備が必要か紹介します。 うつ伏せで片方の手で身体を支えながらもう片手…

赤ちゃんの寝返りを促す方法

「寝返ろうとしてもうまくできない。どうしたらいいものか。」 子どもの最初の移動手段である寝返りの獲得は、外の世界を広げる第一歩です 子どもによっては、うつ伏せが嫌で寝返りすることをためらう子もいます そのようなお子さんは、ずり這いや四つ這いを…

赤ちゃんのお座りを促す方法

「お座りの練習ってどんな方法があるの?」 ちょっと発達がゆっくりなお子さんに、お座りの練習をさせるときはどこに気をつけて行ったらいいのか気になるところです。 まず、お子さんの力を見てみましょう。 うつ伏せで手で支えようとする。もしくは支えるこ…

子どもの扁平足を改善するたった1つの方法

「扁平足改善のための運動とは?」 歩き始めの子どもは、扁平足が多いですが、歩行を獲得したのち徐々に改善されます。 扁平足は足部を構成する骨が、体重を支えきれずに床にペタッとついている状態です。 歩く前の子どもでは足で支えて動く経験がほとんどな…

子どものインソールは本当に必要?扁平足は改善されるのか?

「この子の足は柔らかくて扁平足だからインソールが必要」 果たして本当に必要か? 足のアーチ(土踏まず)は5歳から6歳頃までに形成されると言われているようです。 歩き始めの子どもはまだ扁平足で、足の筋肉も未熟です。 歩行が安定し活動量も増えていくう…

赤ちゃんの首の座りを促す方法

「赤ちゃんの健診でくびの座りが遅いと言われた」 早ければ4ヶ月健診で指摘される方もいらっしゃると思います。 なんらかの原因がある方や発達の個人差など様々な要因はあると思います。 子どもの発達がよくわからない状態であればどうしたらいいのか悩みま…

子どもの靴(ハイカットシューズ)の履かせ方

「せっかくハイカットシューズを履いたのに、あまり裸足のときと変わらないかも。。。」 それは、ハイカットシューズの効果を引き出せていない可能性があります。 今回は、前回に続きハイカットシューズの効果的な履き方を紹介します。 ポイントは2つありま…

子どもの靴(ハイカットシューズ)の選び方

「足首がしっかりとホールドされる靴を履いた方が歩くのが安定していいと思いますよ」 このようなことを言われた方いませんか? 足が柔らかく扁平足であったり、歩き始めの子どもには足首を安定させるしっかりした靴が薦められることがあると思います。 でも…