2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

座位姿勢のリハビリ効果 座るだけでも多くの機能を高めることができる

座位姿勢は日常生活では食事や整容などの基本的な生活動作や他者とのコミュニケーションや屋外での参加に必要な活動姿勢であり、休息姿勢でもあります。座位は様々な種類があり、正座、あぐら、長座、割り座、横座りなど多くの姿勢があります。支持基底面は…

筋緊張の評価 Modified Ashworth Scale(MAS)、Modified Tardeu Scale(MTS) 臨床への活かし方など

筋緊張の評価方法で臨床的によく用いられるものにMASやMTSがあります。 MASは痙性の評価と非収縮要素も含めた評価にもなっています。MTSは速度依存性での評価となりより痙性の評価としてはMASより妥当性は高くなっています。 Modified Ashworth Scale(MAS) …

デュシャンヌ型筋ジストロフィーの評価やリハビリの注意点、目的など

デュシャンヌ型筋ジストロフィー(以下、DMD)は筋ジストロフィーの中で一番患者数が多い型で、伴性劣性遺伝で男子の発症となります。筋肉構造の維持に必要なジストロフィンの機能不全によりカルシウムイオンが筋細胞内に流出し筋線維が融解していくといわれて…

股関節の関節合力と外転筋群の効率について

股関節外転筋群は歩行単脚立脚期や片脚立位時の股関節の安定には欠かせません。そのため疾患問わず多く方に重要な筋群となっており、様々な筋力トレーニングが行われています。 股関節は骨盤の臼蓋と大腿骨頭で形成されています。主な外転筋である中殿筋は腸…

理学療法の目標設定は具体的に SMARTの法則を用いた治療目標の立て方

SMARTの法則に基づいた目標設定の仕方は、より具体的で明確な理学療法の目標を立てることができる。具体的な目標を上げるため目標に向けた課題とその問題点や治療戦略、効果判定まではっきりとさせることができる。 そもそもSMARTの法則とは何か アメリカの…