子どものインソールは本当に必要?扁平足は改善されるのか?
「この子の足は柔らかくて扁平足だからインソールが必要」
果たして本当に必要か?
足のアーチ(土踏まず)は5歳から6歳頃までに形成されると言われているようです。
歩き始めの子どもはまだ扁平足で、足の筋肉も未熟です。
歩行が安定し活動量も増えていくうちに、アーチを形成する足の筋肉も発達していきます。
そのため、最初は扁平足でも成長するにつれ自然とアーチが形成されていくことがよくあります。
歩き始めの子に扁平足だからインソールが必要というのも気にしすぎな部分もあるかもしれません。
関節や筋肉が柔らかい子どもは、立つと踵が内に倒れて扁平足になっていることがあります。
このようなお子さんでも、どんどん歩いてよく体を動かしていくうちに扁平足が軽減してくることはあります。
歩くときに足の筋肉が上手く使えなかったり不安定だったりするとハイカットシューズやインソールを検討することがあるでしょう。
ちなみにインソールは、踵がしっかりした靴に入れて使用します。そのため靴を履いて生活しないことには意味がありません。
靴を履いている時間が長い環境であれば、それなりに効果は期待できそうです。
子どもの状態や環境によってインソールの必要性や効果は変わってくると思います。
次回は、土踏まずを作るための運動を紹介します。