子どもの階段の練習方法

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「階段がまだ1人で登れない降りられない。」「手つなぎで階段してももたれてきて不安定」

子どもは伝い歩きくらいで階段昇降は介助しながらできます。ただ不安定で危ないことが多いです。登るとしに後ろに倒れそうになったり一段飛ばしになったり、降りるときは膝を伸ばして降りたり安定しないことが多いです。

 

そこで階段昇降練習の進め方やポイントについてお話ししたいと思います。

練習を本格的にする時期は独歩が安定して次のステップとして段差や階段をチャレンジしてみようする時期です。人により発達のペースは様々なので何歳でとは言えません。

 

階段の高さによる影響

階段の高さがあることで高く足をあげることが必要になるかもしれません。そうなると登ろうにしても筋力が追いつかないので登れません。無理やり高さのある階段で練習させるより、こどもの膝より下の高さの段差で練習する方が動作練習として良い条件です。

 

登るときの膝の位置

段に足をかけて踏ん張るときに足と膝の位置関係をみてください。足より膝が後ろに位置していたら足に体重がかからず自分で踏ん張って登る練習になりません。

なので足より膝が前に出ている位置でかつ体幹もやや前かがみになり膝上にきている位置で登らせましょう。手つなぎで構いませんので誘導してあげると良いです。

 

降りるときは後ろに体重を残し膝が曲がるのを待つ

降りるときに支えている方の膝が伸びた状態で身体が前に出て降りようとしていれば介助に頼りきっているため自分で降りる練習になりません。

階段を降りるときは支えている足に体重を残しつつ膝を曲げながら降ります。

なので降りようと足を前に出したら身体は支えている足の上に体重が乗るようし、支えている方の膝がゆっくり曲がるのを待ちます。手つなぎでいいのでそのように誘導します。

 

片方の足のみ支持に使っている場合

登るとき降りるときともに上の段にある足が支持している足となります。登るときに右足から登り降りるときは左足から降りるとしたら右足が支持が強い足となります。

どちらか片方ばかりを使うと左右差が広がるので右足ばかり支持するようなら左の支持も多めに誘導しつつ左右差に対する練習をすると良いです。

 

手すりがあれば伝い歩きで階段昇降させてみよう

介助に頼らず1人の力で昇降する練習になります。自分で行うので不安定な姿勢で登り降りはしないためしっかり足と体幹と手で体重を支えて登り降りする練習になります。

右方向で昇り左方向に降りるなら右足の支持が鍛えられるので左右差の配慮も可能です。

さらに上手になれば、片手のみ手つなぎでもう片方は手すりを持ち前向きに登り降りすることにもつながります。

 

段差昇降や最後の一段を1人で階段練習

階段の練習と同時に、ある程度の段差の登り降りが1人でできるようになれば階段で最後の一段だけ手つなぎなしで行わせてみたりします。

転ぶ可能性が高いので十分注意する必要があり、もしできなさそうであれば段差昇降を1人でやってみる練習をしてみると良いです。

 

最初は一段ずつの登り降りから。交互に登り降りするのは介助なしで登り降りできるようになり習熟してできるようになってきます。