理学療法士養成校卒業後の進路はやりたい分野を選ぶ方が良い

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「卒業後の進路はとりあえず総合病院で経験積んでから」「無難に病院がいいかな?」

 

学校卒業後の進路先って悩みますよね。中枢や整形、スポーツ、小児など興味のある様々な分野を考慮して選択していくと思います。

 

進路先の施設は病院が圧倒的に多いですが、例えばスポーツをやりたいけど、いろんな疾患を診てみたいから病院でたくさんの疾患を経験して数年後にスポーツ分野に進みたいとか、とりあえず疾患をたくさん押さえないと不安になる、が先に来るパターンが多いですね。

 

別に悪くはないと思います。病院で働きながらスポーツ方面の活動を同時に行っていけばいいからです。

 

しかし、興味のある分野で今後働きたいと思うならその職域の採用が出ている今現在の時点で受けることが得策だと思います。

 

なぜなら理学療法士として働き始めると給料や自分の生活などのことも同時に考えるようになり、転職する頃には最初に思っていた分野で働く意思は遠くなりがちになります。

 

それに最初から興味のある分野に行った人と後から行った人と比べると、その頃には数年の差が生まれます。数年の差はけっこうな経験値の差になります。

 

ちなみに新人の頃は固定観念もなくがむしゃらに頑張って調べて考えることが本当に多いためその分野で働く経験値の差は大きなものになります。

 

自分がやりたい分野に飛び込むことに、疾患の経験はいりません。経験は疾患ではなく理学療法としての経験です。それに何1つ同じ経験はできないです。なら最初から興味のある分野に行ったほうがいいと思います。

 

理学療法はこどもから大人まで様々な場所や環境で携わることができます。

 

理学療法士としてどの分野でも新卒から働こうと思える自信を持てるように、先輩や友達の考えではなく自分の考えで動けるように理学療法の基礎を固めることは学生の間は大切になってくると思います。